1958-2018 ALL KOBE JAYCEES 60TH
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̶̶̶̶̶県と市と神戸JCが力を合わせて神戸のワクワクを醸成。理事長 ところで「人と人がつながる」という観点で考えると、人口減少は深刻な課題です。神戸の人口減少は、解決しなければならない大きな課題だと思います。知事 兵庫県の人口は、2009年11月、560万人に達して以降、減少の一途をたどっています。主な要因は高齢者の死亡数の増加と出生数の減少による「自然減」と、進学や就職などで県外に転出する「社会減」が挙げられます。「自然減」を解決するには高齢者の寿命を延ばすことと出生率を上げることにつきます。出生数の減少の要因として考えられるのは、兵庫県の場合、20代、30代の女性の県外への転出率が全国平均よりも高いことが挙げられます。このことから、この世代の女性の転出を防ぐ方策が必要です。この世代は、大学進学時に県外に転出してUターンせずに就職し、結婚して出産するという流れがあるのかもしれません。そのため、県外の大学に進学して、そのまま県外で就職しても、転職や結婚の際にUターンしたいと思ってもらえるような工夫が必要です。理事長 知事が「東京中心主義」とおっしゃいましたが、今も若い世代の人たちが「東京へ行けば何とかなる」と考えて上京する風潮が続いているのが現状です。私は、若市長 先ほど、「海、山、オシャレな街、温かな人の触れあいのある神戸」という話をしましたが、現在、神戸は「食都構想」に取り組んでいます。神戸を食の都にする、それも世界を代表する食の都にするための取り組みです。神戸には美味しいものがたくさんありますから、これもワクワク感を高める大きな要因となると考えています。理事長 美味しい食材と洋食文化など、神戸の食文化には魅力がたくさんありますから、期待が高まりますね。市長 震災を乗り越えた神戸という話題に戻りますが、震災20年と神戸開港150年を記念して、2017年、メリケンパークに「BE KOBE」のモニュメントを整備しました。理事長 夜間はライトアップもされて、「インスタ映えする」として注目されています。市長 新しい神戸の名所が増えたということで、本当に嬉しく思います。「BE KOBE」とは「神戸であれ」という意味ですが、「何が神戸らしいのか」は一人ひとり違うはずです。ですが、私はそれで良いと思います。皆のさまざまな思いがつながって絆が生まれ、新しい神戸といいますか、その時代に相応しい神戸らしさが生まれるのだと思います。そういう意味で、先ほど髙島理事長が神戸JCのスローガンについて「結の都市」とおっしゃいましたが良い言葉だと共感しました。久元喜造井戸敏三1954年、兵庫県神戸市生まれ。東京大学法学部卒業。自治省(現・総務省)入省。内閣官房内閣審議官などを経て、2012年、神戸市副市長就任。2013年、神戸市長就任。現在に至る。1945年8月10日、兵庫県たつの市生まれ。東京大学法学部卒業。自治省(現・総務省)入省。1996年、兵庫県副知事を経て、2001年、兵庫県知事就任。現在に至る。髙島章光兵庫県知事井戸 敏三神戸市長久元 喜造41

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